読書狂いはドラマチック症候群

これもぜんぶ本が好き過ぎたせいだ。「物語の主人公のような“普通の生活”」を求めて生きる、ドラマチックが過ぎるわたしの日常ブログ。ヒロインになるための人生珍道中をお届けします。

元気じゃないところが良い。宮崎駿の『元気になれそう』

こんばんは!ノリです!

 

今日は何となく調子が良くなくて、あまり元気が出ませんでした。

 

家に帰ってきてからは、

実家から持ってきた「魔女の宅急便」のDVDをずっと流していました。

 

ちょっと調子が良くないときには、ジブリ作品を流す。

これが上京してからのわたしの決まりごとになっています。

 

もう何十回見たかわかりません。

ジブリ作品のなかでも「魔女の宅急便」は特に好きな作品です🐱

 

上京してきてすぐのころ、

夜どうしても眠れないとき、今日みたいに「魔女の宅急便」と「耳をすませば」のDVDをBGMがわりによく流していました。

さみしくて不安に感じる夜も、キキや雫の声が聞こえてくるとふしぎと落ち着いてきて、気づけば眠っているんです。

 

『元気になれそう』 映画「魔女の宅急便より」宮崎駿

 

みなさんは「魔女の宅急便」の絵本があることをご存知ですか?

 

元気になれそう 映画「魔女の宅急便」より [ 宮崎駿 ]

価格:880円
(2019/12/17 01:31時点)
感想(1件)

 

この本は角野栄子さん作「魔女の宅急便」(福音館書店刊)を映画化するにあたり、宮崎駿さんが書いた詩と、スタジオ・ジブリの作画スタッフが描いたイメージボードによって構成したものです。

 

「元気になれそう」最終ページより

 

こう書いてある通り、

この本は一人前の魔女になるべくひとりで田舎を旅立ったキキの気持ちを、とても素敵な詩と絵で描いています。

 

この本のなにが好きかって、キキが全然元気じゃないんです。

大好きな家族がいる田舎を離れるさみしさや、

だれひとり自分を知らない街で暮らしていくことの不安。

海の見えるこの街は、こんなにキラキラ輝いていて素敵なのに、ひとりだけ置いてけぼりな気分。

そんなキキの弱音がたくさん描かれています。

 

だけど、映画を見たことのある方ならご存知ですよね?

キキにはやがてたくさんのすてきな出会いが訪れます。

 

この本でも、あたらしい街でのすてきな出会いをとおして、

キキは少しずつ元気を取り戻していくんです。

そしてあたらしい街に、かけがえのない自分の居場所を見つけます。

 

世界って

ほんとうはこんなにキレイだったんだわ

急に

心の扉があいたみたいな瞬間

 

 

とても素敵な本です。☺️

 

キキの力を借りて、私も元気になれそう。

 

 

 

 

ではまた😉